19回 文楽鑑賞会

・日時/2026(令和8)年726日(日)13451720

・会場/国立文楽劇場

・演目/「源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)」九郎助住家の段

「恋娘昔八丈(こいむすめむかしはちじょう)」城木屋の段/鈴ヶ森の段

 文楽鑑賞会は、国立文楽劇場の「夏休み文楽特別公演」の期間に毎年開催しており、今年は時代物と世話物が上演されました。

「源平布引滝」(並木千柳、三好松洛の合作、初演1749(寛延2)年)は、平家物語と源平盛衰記を題材とした作品で、
木曽先生義賢の壮烈な死と、斎藤実盛の情によって義賢の子の木曽義仲が無事誕生するまでを源氏の白旗を巡る物語と
絡めたストーリーですが、今回の「九郎助住家の段」では、実盛が義賢の遺児駒王丸(木曽義仲)の命を助け信濃に落とし、
将来、篠原の戦いで実盛が白髪を染めて出陣し、義仲の家来・手塚太郎に討たれることを予見する場面が描かれました。

「恋娘昔八丈」(松貫四・吉田角丸の合作、1775(安永4)年)は、1727年に起きた白子屋事件(材木商の娘・お熊に
よる夫殺害事件)を題材に、城木屋のお駒の物語が描かれていますが、実際とは異なり、最後の「鈴ヶ森の段」で刑場に
連行されたお駒が、もう最後かと思われたところで、殺された夫が茶入れ盗難の下手人と判り、お咎めなしとなって
命が助かるストーリーでした。文楽鑑賞会では悲劇的な結末となる演目が多いのですが、今回のような幸せな終わり方の
話を増やして欲しい、という感想をもちました。
                                               (宍道弘志(
31

参加者(敬称略)
押田良樹(11)、藤田トク子(13)、山下倶子(13)、三好洋二(14)&家族、松本耕司(16)、鶴羽孝子(22)、
朝比奈博則(
23)、小松久美子(23)、西村充子(23)、山口紀子(23)、吉岡恵子(23)、葭田久美子(23)、
徳田完二(
24)、宍道弘志(31)&家族、橋本充男&家族(ゲスト)、松岡茂(ゲスト)  計19