設立65周年記念講演会
演題:「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)今を生きる !」
講師:小泉 凡 氏

小泉凡氏は、曾祖父小泉八雲(松江での呼び名は「ヘルンさん」、「ヘルン先生」、以下母校の旧師であることから「ヘルン先生」と表記します)の作品や人物はもとより、オープンマインドや自然との共生を大切にする精神などを広く紹介するため、松江に限らず国内各地、海外にまで足を運び、旺盛に活動されています。
今回も、前日はヘルン先生と節さんの新婚旅行のゆかりの地である鳥取県の琴浦町で講演をされ、当日朝早く姫路から大阪へ来られました。そしてこの日は懇親会に出席された後、東京へ向かわれました。
そのように大変ご多忙の中を、曾祖父の教え子たちの孫・ひ孫世代に当たる後輩のために貴重な講演をしていただき、大変ありがたく思います。
特に演題にありますように、現代の世界を取り巻くコロナ禍や地球温暖化、経済摩擦や民族・宗教の対立による様々な分断化・戦争などの問題を考えるとき、1世紀以上昔のヘルン先生の精神が今こそ必要なのではないかと思われ、改めてヘルン先生の精神と先見性に敬意を表し、先生の偉大さに感じ入っています。
以下のレジメにありますように、幅広いテーマについてお話をいただきましたので、当日のパワーポイント画像の一部を紹介し、詳細は会報に掲載することにします。

松本常任顧問の講師紹介
65周年記念の講演をどなたにお願いするかを検討いたしました時に小泉八雲、ヘルン先生の曾孫でいらっしゃる小泉凡先生にお願いをしたいと一も二もなく考えました。
ヘルン先生が旧制の松江中学で授業を開始されたのは、明治23年9月3日と記録にありますから、今から133年前のことになります。
その後、へるん先生は松江の文化英雄とも言われる存在になりましたが、小泉凡先生のお話をお聞きして、133年前に私たちの先輩が感じたものが何であったかを、あらためて考えてみたいと思ったからでした。
資料は9ぺージ(下記レジメ)です。小泉凡先生の詳しいご経歴はそちらでご確認ください。
それでは、先生、ご登壇の上、ご講演、よろしくお願いいたします。

当日のレジメ