第4回「宝塚歌劇鑑賞会」を開催しました

新型コロナ感染が長引き、総会を始めてとした当会の各種行事も2020年1月の宝塚歌劇鑑賞会を最後に、すべて中止を余儀なくされてきました。
そういった中、昨秋からの一時、感染が収束に向かうのではないかと思える時期があり、宝塚歌劇の鑑賞は1月を恒例としていましたので、休止していた活動を再開するには、「宝塚歌劇鑑賞」が最適ではないかと考えました。
会員の中の宝塚ファンの方々から鑑賞会開催の強い希望があること、また、これまでの体験から大劇場側の感染防御策には信用がおけると判断していたのが理由です。
 そして、参加者の募集に入ったところ、すぐに30名をこえるご希望があって喜んでいたのですが、年末からのオミクロン株感染の拡大により、その後は一喜一憂することになってしまいました。最終的には、参加者の意思をもう一度確認し、厳重な体調管理をお願いして当日を迎えることとなりました。

日時/令和4年1月16日(日)
場所/宝塚大劇場(月組公演)
演目/ミュージカル・キネマ「今夜、ロマンス劇場で」原作/映画「今夜。ロマンス劇場で」©2018フジテレビジョン ホリプロ 電通 KDDI
主演/月城かなと、海乃美月
ジャズ・オマージュ/「FULL SWING!」 

鑑賞報告/今西亜子(43・理22)
本日の月組は新トップコンビ月城かなとと海乃美月のお披露目公演で、お芝居は「今夜、ロマンス劇場で」で、2018年綾瀬はるか、坂口健太郎で制作された映画の宝塚バージョンです。
1960年代初頭、映画監督を目指し助監督として働く健司と、彼がひそかに思いを寄せていた古いモノクロ映画のヒロイン美雪。二人のロマンチックで切ないファンタジー恋物語です。
おきゃんなお姫様美雪に振り回される健司を、芝居に定評のある月城かなとが見事に演じていました。また「僕の王女様」というセリフや、映画の世界から現実世界に飛び出る代償として、人に触れられると消えてしまう美雪に触れたいけど触れられない健司の手の使い方がとてもせつなくて素敵でした。
2番手の鳳月杏は1960年代の映画スターをエキセントリックに、3番手の暁千星は宝塚版オリジナルの役「大蛇丸」を個性的に演じていました。 
ちなみに健司の友達役を演じた風間柚乃は故夏目雅子さんの姪です。
映画版はひたすら切なかったのですが、宝塚版ではラストで健司が天寿を全うして映画の世界に美雪と入っていくところ(モノクロの映画が色をなし、そして舞踏会の場面へ)が、「タカラヅカ最高!!」と思いました。

ショーは「FULL SWING!」というジャズショー。トップの月城かなとの歌からの「フッ」というかけ声。最初からテンションが上がりました。そして鳳月杏、暁千星、風間柚乃の月組男役の魅力が十分生かされ、新生月組の勢いを感じました。娘役トップの海乃美月は何度も月城かなとと組んでいて、見ていてとても安心できるトップコンビでした。あっという間の55分間。とても元気がもらえました。
誰がいつコロナにかかってもおかしくない世の中、スターたちがコロナにかからず演じたのも奇跡、また、私たちが元気に観劇できたのも奇跡。こんな時代だからこそ、全ての出来事に感謝しなければと思いました。

以上


  終了後の恒例となっている昼食会は中止し、即、帰宅としましたが、その後、皆様から「元気をもらった、素晴らしかった、ぜひ来年も続けて」のメールを沢山いただき、どなたも体調を崩された方もなく、心からホッとした次第でした。


◆参加者は下記の34名(敬称略)
神田田鶴子(2)佐々木悦子・佐藤早智子(9)押田良樹・今井洋子(11)安部正毅(13)齋藤丸子(14)松本耕司・森藤哲章(16)佐野和子・三好資子(20)大浦綾子・村田貢(22)小松久美子・西村充子・松本幸子・山口紀子(23)吉賀由紀子(24)小林宏・京子(25)前羽香江(26)井上千哉子(松江)(30)今西亜子(43・理5)
以上、会員23名(他に家族・友人11名)
大劇場前の「松江市・宝塚市友好の桜」がすくすくと成長している姿も確認できました。(写真ご参照)

報告 松本耕司(16)

   
   
   
   


2014年3月植樹「松江市・宝塚市友好の桜」