■春日敏邦さん(5期)の「日本画展」に行ってきました。

日時/平成29年6月3日(土)
会場/奈良県三郷町立図書館
報告者/松本耕司(16期)

尊敬する春日敏邦さん(5期)が、松江や地元奈良で開催される日本画展は、出雲と大和各地のなつかしい風景を愛情を込めて丹念に描かれたものばかりで、毎年の楽しみにしています。
昨年は松江で開催された期日が偶然にも近畿双松会の総会とぶつかり、残念ながら鑑賞させていただけなかったので、今年は、まずはお元気なお顔を拝見しなければと勇んで出かけた次第でした。

近鉄の生駒駅から支線の王寺行きの各駅停車・ワンマンカーに乗るのも初めて。周囲の緑たっぷりの大和路の風景に癒されながら、着いた駅はこれも初めて降りる「信貴山下駅」。もう少し早く出発すればあの有名な信貴山「朝護孫子寺」も拝観できたなと、我が無計画を反省しながら・・。 
駅前の画展会場である三郷町立図書館は、緑一杯の中にたたずむ鄙には?稀な素晴らしい建物で、そしてそこで、春日先輩に久しぶりでお会いしました。1年半ぶり?、いや2年ぶり?か。

春日さんは真にお元気でいらっしゃいました。画展が終われば、病院の検査だよと。また、山に登って絵を描くよりも、室内で描くことが多くなったよ、とおっしゃいながらも、お変わりなくお元気でいらっしゃいました。
画展に訪れた松高・北高の同期、後輩の方々のお名前を楽しげに話されたり、会場を訪れる出雲、松江のことを詳しくはご存じない方々に対して丁寧にご説明なさるお姿に、深い郷土愛を感じました。(加賀は、石川県だけじゃないんだよと・・・)
私は絵のことは門外漢ですが、「宍道湖、シジミ採り、松江城、松江大橋界隈、加賀、鬼の舌震」などに春日さんは多くの時間を割いていらっしゃるように拝見いたしました。また、奈良の関係では昨年の里山ハイキングで訪れた「当尾の石仏たち」の作品に(親近感をもって)目が寄せられました。画家とは、特別な才能を与えられた方々なんだなと、あらためて感じました。

春日さんの奈良生活も10年になるのだそうです。春日さん描かれるところの出雲路、大和路の絵のファンの方は、双松会の中には沢山いらっしゃると思いますので、まずは、益々お元気で創作に励んでいらっしゃることをお知らせしたく、この報告を書かせていただきました。

帰路は、JRを利用し、初めて王寺から大和路快速で天王寺に向かいましたが、そのスピードぶりに驚きながらも、好天での、のどかな奈良の風景、そして素晴らしい絵画に触れて心の洗われた一日となりました。
次回は、松江でしょうか? 奈良でしょうか? 心楽しみに待ちたいと思います。
お身体を大事にされながら、益々ご活躍をされますことを、心からお祈りする次第です。