文楽鑑賞会 7月18日(日) 国立文楽劇場

文楽鑑賞会は今回で5回目を迎えました。過去4回は午前の「親子教室」や「文楽観賞教室」に参加する形での鑑賞でしたが、会員の観賞力も向上してきた(と思われる)ことから、今回は本格的な午後2時開演の名作劇場の鑑賞となりました。演目は「夏祭り浪花鑑」、住吉鳥居前の段、内本町道具屋の段、釣船三婦内の段、長町裏の段、田島町団七内の段で休憩2回を挟み4時間に近い長丁場でした。
恩義のある人の子息を助けるため、団七
一寸徳兵衛、釣船の三婦の3人の侠客とそれぞれの妻お梶、お辰、おつぎが大活躍します。恩人の息子の危難を救うため団七は舅を殺す羽目に追い追い込まれたり、お辰は顔に焼鏝を当てて自ら美貌を損なうなど大変な犠牲を払いますが、肝心の息子は放蕩息子であり、いくら恩義のある人のためとはいえ、なぜそこまでしなければいけないのかと現代人には特に若い人や外国人には少し理解に苦しむ点があるのではと感じました。しかし、それは別として今までの鑑賞演目と違い登場人物の掛け合いのテンポの速さや大立ち回りは迫力十分で4時間近くの時間を感じさせませんでした。
開演前に入り口で記念撮影をしました。参加者はゲストを含め19名でした。松江から参加の方もお二人おられました